ソーシャビリティ・ケージ(Sociability cage)

3チャンバー・テスト(スリーチャンバー)

ソーシャビリティ・テスト(3チャンバーテスト)は他者への社会的行動や社会性記憶に焦点を当てています。このテストは3チャンバー(スリーチャンバー)構成のケージで実施します。真ん中のチャンバーに動物を入れ(スタートポイント)、両側のチャンバーに配置した空のワイヤーケージに同種の異なった刺激を入れます。社会的刺激の研究では、ワイヤーケージの一方に刺激を入れ、他方のワイヤーケージは空のままにします。ソーシャル・ノベルティの嗜好テストでは、2つのワイヤーケージには、同種で馴染みのあるものと馴染みのないものを入れます。社会的嗜好をテストでは、2つとも馴染みのない刺激を入れます。同じチャンバー内で、馴染みのあるもの、または馴染みのないものに動物が近接している時間を評価することによって測定されます。

sociability cage transparant wired cages

ソーシャビリティ・ケージ(3チャンバー)は、馴染みのある、または馴染みのないマウスのためのワイヤーケージを含みます。

動物の検出(Animal detection)

EthoVision XTは、動物にセンサーを付ける必要なく自動的に検出し追跡します。高度なトラッキング技術とさまざまな検出方法を選択することで、非常に正確なデータが得られます。

 

社会的接触の正確な検出(Accurate detection of social contact)

動物の位置を正確に検出するために、EthoVision XTはその中心点(センターポイント)だけではなく、鼻先(ノーズポイント)と尾の付け根(テールベース)の追加検出を可能にする齧歯類のための特別なアルゴリズムを開発しました。 これは、社会的行動研究に大きな付加価値をもたらします。 社会性テストでは、有線ケージへを動物の鼻先まで近づけることができ、より正確な結果が得られます。

sociability cage

 3チャンバー(スリーチャンバー)
 
tracking in a sociability cage

IRバックライトがコントラストを改善する例です。

強力なデータ選択と分析

EthoVision XTは、意味のある解釈を行うのに役立つ多彩なデータ選択、ビジュアライゼーション、および分析ツールも提供しています。 動物の経路、位置、および経路の形状、ならびに個人および社会的行動に関連する広範囲のパラメータが利用可能です。

Tools for studies with the Sociability cage